黒豆について
黒豆とは?
一般に黒豆といわれているものは、正式には黒大豆という大豆の仲間です。原産は中国で古くからその効能は知られています。
古代中国の医薬書には、黒大豆が病気の治療に用いられていた記述があり、漢方でも、黒豆は身体の成長や発育、生殖、肝臓の機能を補うものと考えられてきているそうです。また、その効能に関しては、皮の黒さに起因するということも昔から理解されていたようで、とても驚きです。
この黒さがポイントです!
黒さの源になっている物質は、アントシアニンという色素。アントシアニンといえば、ブルーベリーに含まれることでも有名なポリフェノールの一種です。
このアントシアニンには、様々な効果があり、ダイエットにも効果があることもわかりました。
アントシアニンの効果
【活性酸素の除去】
すべての動物は酸素を取り入れることによって生命を維持しており、人体も活性酸素が必要ですが、
過剰な活性酸素は細胞を傷つけ、動脈硬化や糖尿病、ガンなどさまざまな疾患の原因にもなります。ポリフェノールはこの活性酸素に対抗する、抗酸化物質なのです。
黒豆の有名な効果の一つ、「血液をさらさら」効果は、このアントシアニンの抗酸化作用からくるものです。
【 視力向上】
視力向上の作用があることは、ブルーベリーでも有名になりました。
目の網膜には光に反応してそれを脳に伝えるはたらきをする「視細胞」があります。この視細胞の中に「ロドプシン」という物質があり、これが分解・再合成をすることで光を信号に変えて脳に送りだし、物が見えるという仕組みです。
ロドプシンのはたらきが鈍ると物が見えづらくなったり、視界が曇ったり、チカチカして見える、などの症状がでて、眼精疲労も進んでしまいます。
この重要なロドプシンの再合成を助けているのがアントシアニンなのです。
【美肌効果】
皮膚に含まれているコラーゲン同士を結びつけ、その働きを強くする効果もあります。これにより、肌の張り・つやが良くなります。
ダイエット効果!
黒豆に多量に含まれるアントシアニンの効果は、脂肪(脂質)の吸収を抑えて、脂肪(脂質)の排出を促進させる点にあります。
三大栄養素「タンパク質(P)」「脂質(F)」「炭水化物(C)」、これのバランス(PFCバランス)がよい食事が、太りにくいカロリーバランスになるのですが、このバランスを整えてくれるのもアントシアニンなのです。
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